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ニューズレター 【コラム】

[2015年8月]コラム第6回 中小企業で果たすべきCFO業務

2015.08.01

コラム_タイトル用.png

営業企画部 片瀬陽平

 

 

コラム第6回目

 

 

前回のコラムではPPMマトリックスとROA展開図を紹介させてもらいました。
今回、上記考え方に基づいて作った事業計画の改定の話をさせていただく予
定でしたが、少し変更しPPMマトリックスを少し掘り下げてみようと考えてい
ます。


<PPMマトリックス>

 koramu1508_1.png

PPMマトリックスの目的はあくまでも現状分析であり、現状を表すPPMマトリッ
クスが意思決定をするわけではなく、撤退等の意思決定は未来の状況にて行わ
れるべきものです。PPMを一躍有名にしたのはGEの元CEOであったジャック・ウェ
ルチ氏と言われていますが、ウェルチ氏においても負け犬事業からの撤退につい
ては、将来の改善を勘案した上で一定期間おいて、最終の意思決定を行っていま
した。ウェルチ氏においても未来への意思決定は時間をかけて、慎重に行ってい
たようです。


PPMマトリックスにはプロダクト・ライフサイクルと経験曲線の概念が含まれて
います。プロダクト・ライフサイクルとは産業、企業、製品には導入期、成長期、
成熟期、停滞期というライフサイクルが必ずあることを指し、経験曲線とは累積
生産量の増加に伴って「慣れ」によるコスト削減(結果的に利益率向上)を指し
ます。そのためにPPMでの分析に適した産業、企業、製品の分野(ライフサイクル
に従う・大量生産が可能などの分野)があり、ハイテク製品などの苦手な分野につ
いては、PPM分析に従わず個別に検討する必要があります。


PPM分析は基本的にマーケティング戦略(現在)とその結果としての財務戦略(過
去)に紐付くものとなります。ただし、これらは現状および過去の戦略となります
ので、これらを基に競争戦略(未来)につなげていかなければなりません。そこで
力を発揮するのが下記の「事業戦略分析のフレームワーク」となります。このフレ
ームワークにて財務戦略とマーケティング戦略をどのように競争戦略につなげてい
くかを検討することになります。

 

【事業戦略分析のフレームワーク】

korramu1508_3.png


CFOの役割に会社の未来を創造するというものがあると思いますが、競争戦略のよう
な未来戦略を基に会社の企業価値をどのように上げていくのかがCFOに求められてい
る機能の1つです。多くのコンサルタントはCFOの意思決定に資する資料を作成します
が、その資料が意思決定をするわけではありません。そのためにCFOは常に多くの最
新の情報を保持し、意思決定を行える情報を事象に合せて抜き出せるスキルを身に着
けなければなりません。

次回も、CFOの方々のお役にたてるコラムを掲載いたしますので、是非ご期待くださ
い!!

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