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ニューズレター 【中国人事労務通信 】

【2020年3月】在宅勤務

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在宅勤務

 

経営コンサルタントの谷です。この度発生した新型コロナウイルスによって、多くの企業で、在宅勤務を余儀なくされました。本稿執筆時点(217日)でも、特定業種を除く中国の日系企業のほとんどが、全社ではないにせよ、一部従業員がいまだ在宅勤務を続けていらっしゃいます。今回は無理矢理ですが、実際にやってみると各種問題はありつつ、結構仕事は進むな、と感じられた方もいるのではないでしょうか。

 

例えば一般的なホワイトカラーの場合、手元の作業は当然どこでもできますし、会議や面談はTV会議で可能。各種の記録などもリモートサーバーで管理ができます。ですが、これまで社員に在宅勤務を認めたり、リモートワークの環境整備を行っていた会社は非常に少ないですよね。

 

その理由はいくつもありますが、代表的なものが次の4つでしょうか。

1.近くで見ていないと従業員がサボる

2.コミュニケーションが悪くなり効率が上がらない

3.セキュリティが確保できない

4.孤独になる

 

1.は、製造現場ならともかく、ホワイトカラーの場合、サボったらどうなのでしょう。そうです、サボったらアウトプットが出ない、またはアウトプットの品質が低くなる、のです。日本企業は「職能」や「労働時間」で報酬を決める制度に慣れすぎていて、ホワイトカラーが本来求められるべき、仕事のアウトプットをしっかりと評価することが苦手です。ここを転換できれば、サボっても良いけど給料増えないよ(下がるよ)、というだけの話になるので、簡単です。

 

2.はコミュニケーションの必要な業務と、そうでない業務の仕分けをきちんとする必要があります。当然、対面コミュニケーションにより高い品質を実現できる業務も多くあります。一方で、誰にも邪魔されずひとりで黙々と行った方が圧倒的に効率の上がる業務もあります。突き詰めるとタイムマネジメントの問題になるのですが、どの仕事を何時から何時まで集中して行い、他の方とのコミュニケーションをいつ、どうやって行うかを自覚的に管理できていれば、必要なコミュニケーションが取れないというようなことは起こりません。「近くにいていつでも話しかけられるのがいい」ということを仰る管理者は、「話しかけることによって集中を削ぎ、部下の生産性を日々損なっている」ことにも気づかなければならないですね。

 

3.は制度とシステムの問題になります。実際に在宅勤務を実践している企業が一部とは言え世の中にあるので、自社ではできないということはないはず。4.はメンタルケアの問題で、今後リモートワークを進めていく場合に、人事がもっとも気をつけて欲しいポイントでもあります。

 

ともあれ、今回の事態を契機に、日本でも中国でも、リモートワークの導入が急速に進む可能性が指摘されています。終息してしばらく経ってみないと分からない面はあるのですが、恐らくリモートワークの導入に成功すると、会社の管理コストが大幅に下がります。何年かすると、オフィスに来ないと仕事ができない会社は競争力を弱めてしまっているかもしれません。

 

時代が変わります、とまで言うと大げさですが、少し新しい働き方が一般化してくるかもしれません。もし今後に向けて恒常的なリモートワークを検討してみようとお考えになる企業様は、お声がけください。是非一緒に考えていきましょう!

 

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