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ニューズレター 【中国人事労務通信 】

【2021年3月】年度業務開始のご案内

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「チームワークの重要性」については様々なところで語られていますが、単に協力し合って仕事を進めること、程度にしか捉えられていない場合もあるかもしれません。実際、会社組織で遂行されるほぼ全ての業務は「チーム」で行われます。組織図上に公式に乗っているチームの場合もあれば、一時的に組成されるプロジェクトチームのようなものもあり、また会社が捕捉していなくても実際には部門横断などで、関係者が勝手にチームを作っていたりもします。

人材や業績に関する様々な研究を行っているADPリサーチインスティテュートという機関が2018年に世界19カ国、19,346人を対象に行ったエンゲージメント調査報告によると、全回答者の72%が複数のチームで仕事をしており、かつ、業種にかかわらず、

5つのチームに所属するメンバーのエンゲージメントが最も高い という結果になったそうです。

エンゲージメントが高いというのは、簡単に言ってしまえば、会社や仕事のことが好きで、やる気と成長意欲があって、いきいきと働いているような状態のことです。これはコンサルとして多くの会社に関わらせていただいた私自身の実感にも完全に合致していて、なるほど!と思わされました。

ところで、私たちが日頃ご支援やご相談対応をさせていただいている企業様の中には、「管理職が自分の部下を囲い込もうとする」傾向を感じる場合があります。経営者からご依頼を受け、現場のインタビューなどをすると、例えば課長さんなどから、

■部下の○○君には、全ての業務を自分の下でやらせるようにしている。他のことを考えさせると散漫になって品質が下がるし、自社内とはいえ、他の社員とは仕事の仕方が違うこともあって混乱してしまうから

などという発言が出ることがあります。そういうリーダーは個人としてのパフォーマンスは高い場合も多く、自分のやり方に自信があるので、部下を「そのほかのやり方」に染めたくないのかもしれません。経営者としても、そうした高パフォーマンス人材のやり方を部下が真似してくれれば成長するのではないかという期待を持って任せているのでしょうが、これが本人の成長のためには、逆効果になっていることには気づいていないのですね。

その課長さんにはもちろん悪意はないと思います。むしろ部下のためによかれと思って面倒を見てくれているのでしょう。そして、もう一階層上の部長や、他部門の課長などが、その○○君に直接何らかの業務上のアドバイスなどをしようとすると、ほぼ決まって猛烈に反発するそうです。「自分には考えがあって○○君を指導しているのだから勝手なことをしないでください!」ということですね。

もちろん、部下の面倒をロクに見ないような上司に比べればとてもいい上司だとは言えるのですが、残念ながら、35年くらいのスパンでこの部下は会社を辞める可能性が非常に高い。

是非、部下を持つ上司の皆様は、皆様の部下ひとりひとりについて、自分のチーム以外で、いくつのチームに入って仕事をしてくれているかを注意深く確認してあげてください。特に公式ではないチームの場合に、そのチームで仕事をすることを直属上司が応援(介入ではありません)してあげられると、本人のエンゲージメントがどんどん上がり、今以上の成長を果たしてくれることになるでしょう!

今号も最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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